スーパーのクマ麻酔銃で眠らせて捕獲! なぜ殺処分なのか
麻酔銃で眠らされたクマは電気ショックによる殺処分となりました。
可哀想と抗議の電話がある中、山へ帰してあげられなかった理由だがクマは餌への執着が強い。一度覚えた餌場には何度も訪れてしまうので近隣住民の安全を守る為やむを得ずの対応であったといえる。
クマの餌への執着の恐ろしさは1915年北海道苫前町三毛別(現在の三渓)で発生した「三毛別事件」が有名だろう。ヒグマの話ではあるが人間がクマの餌になってしまった悲惨な事件である。ご遺体は安置所に保管されたがクマは獲物を横取りされたと思い取り返しに来たのだ。その後も犠牲者が増え続け死者8名もの被害を出してしまった。クマはその見た目とは意外に木の実、蜂蜜、アリ、タケノコなどを好んで食べるそうだ。ただ肉を好む個体もいるので、今回スーパーに出たクマがお肉コーナーを食い荒らしていた事に私はゾッとした。
以上の事からも秋田市の対応はクマの習性や凶暴性を鑑みて、近隣住民の命を優先したやむを得ずの判断であったと個人的に思う。